鳥取大学医学部*保健学科*看護学専攻

看護の日々の活動を紹介します

学内実習でも工夫して楽しく学べました!2020秋期の在宅実習紹介

在宅看護学実習では、通常であれば、訪問看護師に同行し、在宅で療養されている方の生活の様子や、看護ケアをみて学ぶことができます。しかし今年は、感染状況をみながら、ほとんどの実習を学内実習に切り替えることになりました。

実習室に「模擬療養者の家」を教員がつくって、学生はその家を一人で訪問し、療養者(教員)の状態を観察して、看護ケアを実践することに、挑戦しました。

一人で訪問して一人でケアをするというのは、通常実習ではできませんので、新しい試みでした。学生の学びを一つ紹介します。

訪問時間は本当にあっという間、その時間内にできることには限りがある。家族はもちろん、色々なサービスと情報共有することが、本当に大事だと体験して初めて分かった!

 

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模擬療養者の家の様子 写っていませんが、散らかってます。

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訪問の振り返りをしている様子。小グループで、窓は解放してます。

小児家族看護学実習の様子 ~オンライン実習の様子~

小児家族看護学実習は年内12月中旬まで病院での対面実習です。しかし、2020年はコロナ感染症拡大第3波真っただ中な12月でしたので、実習を対面からオンラインに切り替え実習を行いました。

オンライン実習の一部において、倫理観を育成する目的で、小児病棟で倫理的な葛藤が生じやすい場面に対する事例検討を行ったうえで、病棟内の倫理カンファレンスにオンラインで参加し看護師の方と意見交換を行いました。また、多職種連携を学ぶ目的で、病棟で退院支援看護師として活躍されている方から活動内容について教示いただき、子どもや家族が家庭で安心して過ごすための看護師の役割について検討を行いました。

 

これらの実習内容について、学生の学びのいくつかを紹介します。

「付き添いを行う母親の健康を損なわないように、母親の体調の観察なども行っていく必要があることがわかった。」

「付き添いを行うものの身体的・精神的な負担は大きくなるため、気遣う声がけを行ったり、休息できる時間を設けたりすることで、信頼関係を構築し、小児へのより良いケアに繋げることができるのではないかと考える。」

「本人の気持ち、思いに合わせたケアであるためには、子どもだからと言って思いを聞くことや説明をすることをおざなりにしてしまうのではなく、どうしたいのか、どう思っているのかを寄り添って聞く姿勢が大切である」

「対象によっては成人への移行が難しいという課題が生じているが、事前に親やその子に対し、どのように成人へ移行していくか、支援を早期から行うことが重要であり、小児看護では長期的に、本人だけでなく、家族への支援が重要であると学んだ。」

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成人・老人看護学講座 課題研究発表会

成人・老人看護学講座では12月7日に課題研究発表会を行いました。
新型コロナ感染拡大防止のため、今年はオンライン開催となりました。
この1年間論文作成に向けて準備をしてきた成果を発表しました。
今年度は3つのグループが研究発表を行いました。質疑応答は学生間で活発なやりとりがありました。
研究を進める途中、ゼミ生同士集まることも難しい時もありましたが、みんなで励ましあいながら頑張っていたようです。

卒業後も、この経験を活かしてくれることと思います。

 

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助産専攻コース

 

助産専攻コースは例年、3年生と4年生の講義を行います。
4年生は助産実習終了し、課題研究も終盤にかかった時期です。
3年生は領域実習の中盤です。
4年生は実習を経て習得した集団指導(母親学級)と分娩介助技術を3年生に概説しながら披露します。今年の4年生の助産実習は新型コロナ感染第2波の中での実習でした。

実演の様子をスマホで録画する学生やメモを取る学生など皆熱心に先輩の説明や技術を学んでいきます。
4年生も就職を前に、手慣れた技術とチームワークで実践していきます。
これらが終了した後は4年と3年で情報交換をします。実習に向けての心構えや、学習の準備など失敗談も交え、就職活動のこと、新型コロナ感染症対策のことなど沢山の情報を交換しました。

あと、4か月で4年生は医療現場へデビューします。思い返すと、大変なことも沢山あった今年の実習でしたが、学生同士力を合わせ助け合いながら、また感染対策で大変な中、熱心に指導くださった臨床指導助産師の皆様の励ましがあったからこそできた実習でした。
また、実習中にも先輩たちが沢山のエールを送ってくれました。
来年度もまた、3年生はこの先輩たちに支えられ、立派に助産師への道を歩んでいくことでしょう・・・

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2年次老年看護学演習:高齢者疑似体験

老年看護学演習の授業で、高齢者疑似体験をしました。

ゴーグルを装着することにより、周辺視野の欠損、白内障による視覚機能の低下を再現し、

両手首に1㎏、両足首に2㎏のおもりを付けて負荷をかけることにより、腕や脚の筋力の衰えを体験しました。

背部には、プロテクターで姿勢を制限することにより、加齢に伴う前かがみの姿勢や、

肘や膝を拘束具で固定することにより、緩慢な動作を体験しました。

指関節を装具で固定することにより、手先を不自由な状態を再現し、巧緻性の低下を体験しました。

 

学生の学びをほんの一部ですが、紹介します。

視野が狭いため恐怖感が強く、周囲の人に助けてもらいたい気持ちになりました。

姿勢が悪いことや、両肘、膝関節が全然曲がらず立位や歩行バランスがとれませんでした。両手首、足首には重りを付けていて普通に歩行をしていてもすぐに疲れました。

高齢者の生活を実体験することができ、高齢者の特徴の理解に役立ちました。とても貴重な体験でした。

 

今回の学びを、来年度から実習で活かしていけるよう努めます。

コロナ禍にあっても一同がんばっています!

応援よろしくお願いします!

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2年次 老年看護学演習 ★京都と米子をZoomでつないだオンライン授業★

今日は、京都市内からZoom配信される非常勤講師の授業を米子キャンパスの講義室で受講した様子を紹介します。

メイン画面のほか、タブレット端末や携帯端末に受講する学生の様子をカメラで映し出して、京都にいらっしゃる先生に、学生の反応がわかるよう工夫しました。

授業では、高齢者の安全・安楽な生活を支える看護として、高齢者の足のトラブルに関するアセスメントとフットケア方法について学びました。3~4人グループで討議し、全体共有を行いました。発表の場面ではカメラを切り替えて、発表者の姿を個別にスクリーンに映し出しました。普段は見ることができない発表者の表情を感じ取ることができました。  

今回の学びを、来年度から実習で活かしていけるようトレーニングを重ねていきます。コロナ禍にあっても、ICTの力を借りて一同がんばっています!応援よろしくお願いします。

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ご卒業おめでとうございます

卒業生の皆さん、保護者の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。

新型コロナウイルスの影響により、例年どおりの卒業式とはなりませんでしたが、晴れ姿にぴったりの清々しいお天気に恵まれ、幸先の良い門出となりました。17期生の学年担任として4年間の思い出があふれてきます。

今後のご活躍をお祈りしています!! 大学にも遊びに来てくださいね。

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