国際保健医療論 ”フィリピンからオンデマンドメッセージ"
国際保健医療論では、オンデマンド教材を作成し、海外の患者さんと学生が間接的に交流できる場を設けました。コロナ禍の前は、現地での活動に学生も参加していました。https://toririnkango.hatenablog.com/entry/2018/08/06/000000
しかし、コロナ禍の現在は、現地に足を運ぶことができません。そのような状況の中でも、できる限り、学生には現地の臨場感を感じてもらい、国際保健医療への関心を高めてもらいたいと思い、このような企画を考えました。
保健学科看護学専攻では、2017年より「フィリピン糖尿病予防事業」をスタートしています。https://toririnkango.hatenablog.com/archive/2017/04/02
患者同士で支え合うピアサポートシステムの構築を目指し、ピアリーダー育成事業を実施してきました。https://toririnkango.hatenablog.com/entry/2017/08/11/155256)
2021年現在では、ピアリーダーさん達の成長を実感しています。今回の国際保健医療論の授業では、ピアリーダーさん達に「活動のやりがい」「学び」などをお尋ねして、メッセージオンデマンド動画を作成したものを学生さんに提供させていただきました。
学生の学びをほんの一部ですが、写真とともに紹介します。
学生の反応は、定期オンラインミーティングで、ピアリーダーさん達にお伝えする予定です。「学生さんたちの反応が知りたい」と待ち遠しいようです。
コロナ禍にあっても、世界はつながっています。患者さんも学生さんも教員も・・・世界の共通言語“笑顔”で一同がんばっています!
【教材を視聴した学生の主な反応】
* ピアリーダーが自身の活動に誇りを持ち、楽しんでいる様子が伝わってきた
* あるもの(器具・資金)を有効に使って人々の健康を守ろうとする姿勢に感動
* 当初は思うように活動できなかったが、そこで諦めず、どうすれば良いか考え、変わることができると信じて活動を続けたことがすごい
* 自身の糖尿病で大変なのに、同じ病気を持つ誰かのために頑張っている姿に感動する
*( 一緒に人助けを頑張ろうとのメッセージに)勉強を諦めたくもなるときもあるが、頑張りたいと思った
* 医療従事者になる私たちに期待してくださっていることがよくわかった
* 日本にとどまらず世界にも目を向け、広い視野で看護を学んでいきたい
* 医療の提供がどれほどの影響を人々に与えているのか知ることができた。
* 知識の提供だけでなく、どうすれば患者が主体的に活動に参加・継続できるかという視点を大切にしたい。