高齢者疑似体験(2年次 老年看護学演習)
老年看護学演習の授業で、高齢者疑似体験をしました。
ゴーグルを装着することにより、周辺視野の欠損、白内障による視覚機能の低下を再現し、
両手首に1㎏、両足首に2㎏のおもりを付けて負荷をかけることにより、腕や脚の筋力の衰えを体験しました。
背部には、プロテクターで姿勢を制限することにより、加齢に伴う前かがみの姿勢や、
肘や膝を拘束具で固定することにより、緩慢な動作を体験しました。
指関節を装具で固定することにより、手先を不自由な状態を再現し、巧緻性の低下を体験しました。
学生の学びをほんの一部ですが、写真とともに紹介します。
視界が狭いために段差に気づかずに転びそうになったり、段差ばかりに気を取られ周囲の危険を察知するのが遅くなったり、生活への影響があることに気づいた。
トイレに座る時や立ち上がる時、膝の関節が曲がりにくく、何かつかまるものがないと怖さを感じた。
着替えをするときも腕の可動域が狭かったり、紐が結べなかったりしてうまく着替えることができないと感じた。
つかまるものを設置する位置も重要で、住宅改修をする時には高齢者の可動域はどのくらいか、目線はどの位置にあるのかを考えたうえでする必要があると思った。
高齢者の生活を実体験することができ、高齢者の特徴の理解に役立ちました。とても貴重な体験でした。
今回の学びを、来年度から実習で活かしていけるよう努めます。
コロナ禍にあっても一同がんばっています!
応援よろしくお願いします!
高齢者の生活疑似体験
12月2日・9日
高齢者体験はじめます。
みんなの体操(ラジオ体操)
杖歩行、雑巾がけ 洗濯干し
介助歩行 着替え
グループワーク:体験後の学びの共有
学びの全体共有