鳥取大学医学部*保健学科*看護学専攻

看護の日々の活動を紹介します

助産コース 3年生+4年生

助産コースでは3年生と4年生が合同での演習があります。

4年生は既に助産実習で10例以上の分娩介助や集団・個別の保健指導を経験しました。

3年生は現在、看護の実習をしており、これから来年の助産実習に向けて様々な勉強をしているところです。

4年生は実施した指導案を見直しして、3年生を妊婦さんとみなして、両親学級を実演します。3年生はこの両親学級を受講して、自分たちはどのような指導案を作成したらいいのかを学びます。その他、分娩介助の技術も4年生がデモンストレーションをして、それぞれのポイントについて教えてくれます。講義やDVDで見るより、先輩の解説付きデモはとてもよくわかります。また、実習中の心得(?)事前にどのような学習をしたらよいのか、4年生になるとどんな助産の勉強をするのかなど、知りたいことを学生の視点で教えてもらうという演習です。

教員や実習指導者から学ぶだけでなく、学生同士の先輩・後輩での学習機会は、これからも「助産コース」ということで、繋がっていきます。

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看護学専攻4年生「災害支援・ボランティア」

毎年、附属病院で多傷病者受入れ訓練が開催され、看護学専攻4年生は「災害支援・ボランティア」の科目の一環として全員で参加します。学生は、災害で受傷した患者さんやその家族、ボランティア、マスコミ等の役割を分担し演じます。昨今、世界規模で災害が多発しております。4年生は来春の卒業後には医療従事者として、多傷病者を受け入れる立場になります。それぞれの症度の患者や家族の役割を演じつつ、その時々にどのような思いをするのかを体験し、医療従事者としてどのような対応や勉強が必要になるかを学習していきます。

ムラージュと言って、傷病者のようなメイクをします。傷や出血しているようにメイクしたり、青ざめた顔色にメイクしたり・・・傷病者の雰囲気を出して、さながら俳優さんのようです。

災害発生直後から、院内では全館放送により、入院患者さんや職員の安全確保がされ、災害対策本部が作られ、職員が参集し、平時から災害対応時に定められた方法でテキパキと動き、多傷病者を受け入れることができるように準備されます。

学生達はそれぞれ、シナリオに沿って、救急車に搭乗したり、家族に支えられながら附属病院に行きます。また、家族が搬送されたのではないかと、心配で探しに来る家族もあります。さらに、附属病院にボランティア活動をしに来た人、報道記者たち・・・。

患者さんは病院玄関に設置されたでトリアージエリアで、重症度によって「緑」「黄色」「赤」「黒」に分けられ、それぞれの色エリアに行き、治療を受けることになります。短時間でより多くの患者さんを救うための方法です。

記者たちは全員がビデオを持ち、院内の各所を撮影します。撮影されたものを見ると、スタッフに患者個人情報を守るために撮影を止められるシーンもありました。また、附属病院では記者会見も行われ、積極的に報道機関と協力して災害の実態を伝えている様子も撮影されていました。

あってはならない災害ですが、避けられないのが災害です。その時、安心して受診できる病院、医療スタッフであるように学生の頃からこのような訓練に参加することは非常に重要なことであると思います。

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災害支援・ボランティア(4年生)

 鳥取大学医学部附属病院は原子力災害発生時には2次医療施設としての役割があります。また、原子力災害発生時に、米子市の一部は30㎞圏内に入ります。先日も大掛かりな避難訓練がありました。このような環境にある中で、私たち学生も、原子力防災について勉強しています。

今日は、中国電力 島根原子力発電所に行き、見学をしてきました。

 はじめに原子力館で概要説明を受け、その後バスで移動して発電所近くまで行き見学しました。

幾重にも作られた防災計画を聞き、危機管理の在り方を学びました。

これら計画の発災による実施がされないでいてほしいと思いました。

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フィリピン糖尿病プロジェクト

4回目の健康チェックイベントです。健診前日に、ピアリーダーさんへ健診チェック後のアクティビティをレクチャーしました。担当したのは出る杭プロジェクトの学生たちです。
出る杭プロジェクト: 出る杭をのばす医学生支援プロジェクト
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【健診風景】
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【アクティビティ】みんなノリノリ♪
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【JICAスタッフとミーティング】
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【最終日 三日間で約130名参加!】
患者様、現地スタッフの皆様ありがとうございました。いただいた意見を参考に、よりニーズにそった活動を目指します。
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